基礎体温と黄体機能不全

基礎体温と黄体機能不全の関係とは?

まず、黄体とは卵巣の中で卵胞が十分に発達すると、視床下部から脳下垂体は指令を受け卵巣に黄体化ホルモンを分泌します。

この時期に排卵検査薬に陽性反応が出ます。

排卵が終わると、卵巣には黄体が出来ます。

黄体は子宮に向けて「黄体ホルモン」を分泌し、子宮内膜を厚くするなどの妊娠の準備を始めます。

「黄体ホルモン」は、体温を上昇させる作用を持っていていますので排卵後体温が上昇するのはこのためです。

妊娠が成立すると分泌される黄体ホルモンが維持され、高温期が続きます。

また、妊娠が成立しないと、排卵後約14日程度で黄体が萎縮してしまいます。

黄体ホルモンの分泌が止まり低温期になるため不必要となった子宮内膜が剥がれ落ち、生理が起こるのです。

黄体機能不全とは、何らかの原因で黄体の機能が低下していて、黄体ホルモンの分泌が不十分になることです。

原因は解明されてなく、このような状態が起こりますと、子宮に起こるべき妊娠の準備も不十分になり、受精卵が着床しにくくなり、その結果、妊娠しにくくなるのです。

基礎体温では黄体機能不全の場合、

「高温を保ちきれず、高温期が短くなる」
「高温期を保ちきれず、途中で体温が低下する」


の二つの変化が現れます。

卵巣機能不全は身体の冷えや精神的ストレス、日ごろの生活パターンや体質が影響している場合が見られます。

これらを解消するためには、ストレス解消や冷えの改善といった根本的なことの改善が大切と思いわれます。






健康維持