仲良しの回数を増やそう


何回も仲良しをすると精液の濃度が薄くなってしまってうまくいかないのでは?

と考える人も多いようです。

1日に1回の射精で、満タン時の50%という実験結果があります。

確かに精液の濃度が薄くなってしまうかもしれませんが、適度に精子を放出しないと精巣の働きが活発にならずフレッシュな精子が供給されません。

男性は25歳を過ぎるあたりから精子を放出せず満タンのままでいるとその間精子が少ししか作られず、古くなった精子は徐々に再吸収されていくそうです。

妊娠で大切なことは排卵時に子宮内に精子がいないと受精出来ないということなのです。

排卵後卵子はわずか1日しか生きていることはできません。それまでに精子と出会わなくてはいけないのです。しかもオカルト妊娠を避けるためにフレッシュな精子と出会う必要があります。

一回の射精で放出される精子の数は2〜5億個だそうです。

そのうち子宮頸管に進入できるのは1%以下、さらに卵管にまで進むことができる精子は100万分の1の200〜500個ぐらいといわれています。

その後精子は卵管峡部というところに貯蔵されますがその数はさらに少なくて数十個です。

卵管峡部で蓄えられた精子は80時間以上受精能力を保つことが可能ですが、2日ほど経つ頃から老化し始めるそうです。

卵子がフレッシュな精子と出会うためには、排卵予定日の3日ほど前は仲良ししても(できれば禁欲しておく)コンドームなどで避妊をしておくと老化した精子と卵管峡部で出会うことはなくなります。

そして、排卵予定日の2日ほど前から避妊なしで仲良しを続けるのがいいと考えられます。


射精後、卵管峡部に精子が行きつくには2時間ほどかかるといわれていますが、それだけでは受精できません。その後3時間ほど経って受精能力を持つようになります。

そのため、排卵後に仲良しをしても数時間は受精できない状態なので妊娠の確率は減ってしまいます。

ですから、排卵の1〜2日前の仲良しが受精にはいいのですね!


余談:ある外国の産婦人科医が仲良しの回数を2倍にするよう指導したところ、妊娠する女性が増えたというエピソードがあります。

若い女性が妊娠しやすいというのは若い方が仲良しの回数が多いというのも関係しているのかもしれませんね。


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