元気な精子を作るには


精子が卵子とうまく受精するためには、まず精子が子宮の卵管にまで到達しなければなりません。

そのためにはまず精子の運動率をよくすることと量を増やすことが求められます。

では元気な精子を作るにはどのようにすればいいのでしょうか?

精子は高い温度に弱いことはよく知られています。精巣の温度が上がると精子数が減り、さらに奇形でうまく運動できない精子が増えます。

テキサスなどアメリカの南部では夏場は気温が上昇するため男性の精子数が通常に比べて14.5%減少し、運動している精子の数も16.5%減少するという報告がなされています。

最も精子が製造されやすい温度というのは31〜33℃なのだそうで体温よりやや低めの温度ですね。

この温度にするためにはお風呂でややぬるめのお湯(水で冷やしすぎはダメ)をシャワーなどで陰嚢にかけるとかパンツは風通しのよいトランクスにするとかするといいでしょう。また、お風呂ではあまり熱いお湯に長時間浸からないようにすることも大切なことです。

また精子は男性の精巣に蓄えられているときは動きませんが、射精で精液と混ざると活発に動き出します。

精子が活発に動き出すには亜鉛が必要で、さらに鞭毛を動かして運動するエネルギーは精液に含まれる果糖から得ています。

そのため男性は亜鉛をよく含むナッツ類や牡蠣を食べるとよいといわれています。サプリも考えてみるといいかもしれません。


余談:女性はカフェインを摂ると妊娠しにくくなるといわれますが、男性はカフェインを摂ると精子の運動能力が上昇するという報告があります。

どうやらこれは本当らしく、いろいろと試みられているそうです。

だいたい仲良しの前に男性がコーヒー1〜3杯程度飲むといいみたいで、できることならやってみると効果が出るかもしれません。


コーヒーがダメな人は紅茶や緑茶、コーラ、ココア、レッドブルやチョコレートなどでもいいですが、栄養ドリンクアルコールを含んでいる場合があるので(少しですが)やめたほうがいいかも。


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